FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

放射線科受診 

抗癌剤が終わって、次は放射線治療。
今日は、放射線科で治療の説明を受ける。

その前に、採血と外科の診察。
血液検査の結果、白血球は3100と微妙な数字。
抗癌剤のはじめ頃は、グランを打てば倍近く増えてたのに。
さすがに身体が弱ってるんだなと実感。

今日は主治医の女性ドクターの昼飯時に当たってしまったようで、H医師による代診。
H医師は、この病院の乳腺の偉いドクター。
言葉を交わすのは初めてだ。

「shi-sama(←もちろん、ここは本名)の場合、ホルモン治療の効果が見込めないタイプなので、抗癌剤による治療しか出来ないのです。その分、非常に強い薬による治療を受けてもらいました。これ以上続けると身体が壊れる位の治療でした。それが終わって、後は、言葉は悪いかも知れませんが、運を天に任せましょう。やれるだけのことはやったのですから」

H医師の言葉に、ちょっとジーンとした。
同じ薬を使った人の中には、激しい副作用に悩まされた人もいる。
私は、酷く吐いたりとか高熱が出たとかの苦しい思いはすることはなかった。
だから、何となく、「こんなもので大丈夫なんだろうか?」と不安に思ったりもした。
あまりにも平気そうだから、「癌つったって、大したことないんじゃない?」なんて、周囲に思われているような気もしてた。

私、きっと頑張ったんだよね。
やるだけのことはやったんだよね。
副作用が強く出なかったからといって、引け目を感じなくてもいんだよね。

最後に、「半年間、本当に大変でしたね。これから放射線の治療が始まります。頑張ってくださいね」と励まされ診察室を出た。
ドクターと看護師さんに深々と頭を下げて。

放射線科では、放射線治療の意味とその内容、起こりうる副作用についての説明を受ける。

乳房温存術の場合、このままだと20~30%の確率で再発する。
そのため、10年以上前までは全摘手術をしていた。
しかし、それでは肉体的・精神的ダメージが大きいため、温存した乳房に放射線を当てることで、全摘した場合と同じ再発率・生存率にすることが出来る。

放射線治療は、残された乳房に1日1回、1分ほど放射線を照射する。
月~金の週5回、25回。

治療中に起こる副作用は、「白血球の減少」「皮膚炎」。
治療後に起こりうる副作用は、「肺炎」「心筋炎」。
ただし、これは全ての人に起こるわけではなく、経過を慎重に観察することで深刻な状況を回避することが出来る。

「shi-sama(←もちろん、ここも本名)の場合、おっぱいが大きいので、皮膚炎になりやすいです。どうしても、擦れたり汗が溜まったりするので。汗をこまめに拭くとかゆったりした服装をするとかしてください。ひどくなるようなら塗り薬を出します」
ってことで、これからの季節、ちょっと辛そうです。

次は、14日に来て、位置決め。
CTも取るんだって。
手術前に受けて以来のCT。
あ!
また血管針刺しますか?
造影剤入れるよね?
うげげ。
右手の血管、またいじめられるのかぁ~。

15日から治療スタートで、終わるのが7月20日の予定。
梅雨だね。
暑いね。
ビール飲まなくちゃ!(え?

スポンサーサイト

なんだかなぁ…。 

左目に出来たものもらいがピークを迎えたらしく、目を開けるのも鬱陶しい感じで、今日のどんちゃんとのご飯の約束を泣く泣くキャンセル。
夕方になって、膿が出て来たので、「このまま中身が出てしまえば、こりゃ、明日ならダイジョブかも!」と、どんちゃんとのお約束復活しようかと思った矢先、今度はまた、右目にものもらいが…。

右目下瞼→左目上瞼→右目上瞼、という順番でローテしてます。
なんじゃらほい。
もう、勘弁しとくれよ、とほほ。

俺の、俺の 

俺の話を聞けぇ!

タイガータイガー、じれっタイガー!
ぶっふぉ!
小百合ちゃんが泣いてます!
はい、どーんどーんどーん!
元ブス!

つーわけで、『タイガー&ドラゴン』にハマってます。
毎週録画して、次の回までに最低3回は見直してます。

どういうドラマかだとか、どこが面白いとか、どうハマってるかとか、説明するのが面倒だったのでこれまで書かなかったのだけど、とりあえず、「一度、黙って見ろ!」というスタンスで書いてみる(笑)

クドカンのドラマって、たぶん、見方にちょっとしたコツがあって、それが掴めると何から何まで全部面白いと感じてしまうんだと思う。
私も最初、『木更津キャッツアイ』あたりでは戸惑ってたんだけど、再放送を何気に見てる内に、ツボにハマってきた。

ハマってるという人の中にも、いろいろポイントは違ってるようだけど、私はとりあえず、そこここにちりばめられた小技を拾い上げて笑っている。
お約束のバリエーションとか。
出囃子が何だ?とか。

本当は、誰かとこの話で盛り上がりたいんだけど、今、他人と話す機会がめっきり減ってしまっていて、そういうことも出来ないのが残念なのだわさ。
「そうそうそうそう!」って盛り上がりたいのにぃ~(>_<)

このドラマと微妙にリンクして、『劇団☆新感線』方面の情熱も復活して来た。
今月末から『アオドクロ』が広島でも上映されるので、観に行くことにしました。
『阿修羅城の瞳2003』のDVDも買ってしまった。
これを観ると『轟天』も観たくなってしまって、DVD BOX(15,000円)も買ってしまいそうな勢い(笑)
『アオドクロ』の準備と称して『髑髏城の七人1997』のビデオを見返して、最後にはテレビに向かって拍手してるし(笑)

この辺の話も、はじめるとキリがないんだよなあ。
そういえば、『タイガー&ドラゴン』の9話は橋本じゅんがゲストだとか。
この間の『離婚弁護士』にもじゅんさんが出てて、「お、『阿修羅城2003』つながり!」なんて喜んじゃった♪

あー、こういう話したい!
たぶん、また、唐突に、分かる人が少なくても、このネタ書くと思います。


タイガー &ドラゴン DVD-BOXタイガー &ドラゴン DVD-BOX
(2005/09/07)
長瀬智也岡田准一

商品詳細を見る

あれあれあれ? 

右目のものもらいが良くなったと思ったら、今度は左目に出来てしまったよ。
まあ、睫毛が抜けちゃってるから、埃も黴菌もかなり入り放題になってるもんなぁ。
その上、白血球減ってるから感染とかし易いのでしょう。

『毛』って、必要だから生えてるんだと、しみじみ思う。
鼻毛が抜けてから、ちーんすると鼻血が混じるし。
地味に抗癌剤の影響が出てるんだな。

抗癌剤-16回目- 

タキソール12/12。

終わった~!!
終わった終わった終わったぁぁぁ!!
抗癌剤が終わりましたっ!!

血液検査の結果、白血球2400とピーンチ!
ドクターは、ちょっと心配そう。
「体調はどうです?」と聞かれたので、「大丈夫です。もう最後だからやってしまいたい」とアピール。
グランの注射は必須だけど、抗癌剤のゴーサインは出た。

ただし、来週、もう一回血液検査をすることになった。
「心配だから見させて下さいね」
そう言ってもらえて何だか安心する。

よって、来週は血液検査と外科の診察と、来月から始まる放射線治療のための放射線科による検査をすることに。
この放射線治療が、週5回毎日通院という、なかなかハードなものなのだけど、もう身体の中に『毒』を入れなくて済むということが本当に嬉しい。

週5回ってのは、普通に仕事してれば当たり前の事だからね。
毎日決まった時間に起きて決まった時間に出かける、というリハビリだと思って頑張るよ!

これ以上、身体の不調に悩まされずに済む(はず)。
もう、髪の毛抜けることはない。
生えてくるのを待つばかり。
眉毛も睫毛も鼻毛も、復活する(はず)。
生理が戻るかどうかは微妙だけど、とりあえず、と・り・あ・え・ず、他人の目に見える部分が元に戻ればそれでいい。
どーせ、結婚もしなけりゃ子供産まないんだろうからさ。<諦めと開き直り

さあ、点滴室へ参りましょう。
何回失敗されても、今日は許すわ。
でも、なるべく頑張れ、ワタシの血管!

先週の悲惨な状況があったので、今日は初めから温タオルであっため。
そのおかげか、一発成功!
肝っ玉母さん、さすが!偉い!愛してる!

少し痛みがあった(先週3回くらい失敗した血管だから、へばってたのか?)けど、漏れてさえいなけりゃいいの。
耐える。我慢する。
「せっかく入ったのに抜きたくないよぉ!(>_<)」と訴えて、少し落とす速度をゆっくりにしてもらって続行することに。
ほどよく眠気もあり、気持ち良く眠れた。
寝てると途中トイレに行かなくてすむしね。

点滴が終わると、看護師さん達やドクターが「卒業おめでとう」と言ってくれた。
「辛かったよね。手や足は痺れるしね。痛いしね。」
ドクターの、そんな言葉が嬉しかった。

肝っ玉母さんことT主任さんには、いつもいつも、ルート取りで苦労をかけた。
私の血管に針を刺せるのは、T主任さんしかいなかった。
失敗する度に「ごめんね、痛いよね」と申し訳無さそうに謝っていた。
でも、T主任さんが居てくれなかったら、私はもっと痛い思いをしなくちゃならなかっただろう。

本当にありがとうございました。
二度とやりたくない点滴だけど、スタッフの皆さんのことは大好きです。
胸張って、卒業します!

本日のお支払い、27,210円。
お財布の中、ギリギリでした(^^;

抗癌剤-15回目- 

タキソール11/12。

勘弁してくれよ~。
点滴時のルート確保、5回も失敗しやがりましたよ(T_T)
針を刺すのはいい。
ただ、刺した先に血管がないからって、中でぐりぐりするのはヤメテ!
痛いよ痛いよ。

たまらず、「何回刺してもいいから、ダメだった時はさくっと抜いて」と、お願いした。
看護師さんも、ホント申し訳無さそうで、こっちも自分の血管のせいだと思うから、怒りの感情とかはないんだけど。
でも、痛いんだもの。
しくしく。

右手甲の血管は、もう、ぼろぼろです。
他に入れる場所がないから仕方ない。
でも、あと一回で点滴は終わり。
頑張れ、ワタシ!

というわけで、今日は針の痛みしか記憶にないよ。

一応、覚え書き。
白血球値:4400
正常値に復活したので、グランの注射はなし。
支払い金額:19,250円。

治療が終了したら、カルテ開示をお願いしてみよう。
自分の身体をきちんと知っておくために。

きっちり来ますな。 

点滴が一週飛んで身体ラクだと思ったけど、薬入れたらちゃんと具合悪くなるもんだ。
今は胃痛と足の筋肉痛がかなりキツイ。

あと、右目にものもらいが出来てしまった。
ものもらい自体は副作用じゃないと思うけど。
もともと、すぐ出来ちゃう人だし。
ただ、白血球下がってる時にこういうのってマズイんじゃないかなぁ。
一応、抗菌目薬さして様子をみてます。

ネットで彷徨っている内に、小さな子供が癌と闘っているサイトを巡った。
まだ自分で文章を書いたり出来ないくらい幼い子供なので、親が闘病記を書いている。
親から見れば、どんな姿も可愛くいじらしく切なく、本人がどんな思いでいるのか想像するしかなく、それだけに辛い。

自分の状況も理解出来ないまま、痛い注射や薬の副作用の高熱・吐き気と頑張って闘っている。
家族と離れての入院生活。
淋しいはずなのに我が儘も言わず、おとうさんやおかあさん、弟妹を気遣う、優しい優しい子。

健気で泣けた。
「そんなに健気で優しくちゃ、神様が早くおいでって呼びに来ちゃうよ。もっと我が儘で嫌な子になった方がいいよ」
そう思った。

だから、私は、神様に気に入られないように「あっちが痛い、こっちがダルい」って言う、ダメダメ患者でいようと思うのだった。
言い訳言い訳(笑)

抗癌剤-14回目- 

タキソール10/12。

今日も午後からの予約。
中央処置室前はガランとしていて、採血の待ち時間は3分ですんだ。
やっぱ、この時間が正解だな。

採血の後は胸部レントゲン撮影。
こちらも、殆ど待つことなく検査室へ。

が!

上着を脱いでブラ取って、上半身Tシャツ一枚になったところで、
「すみません。機械の調子が悪いので、一度外に出て待っててもらえますか?」って、をい!

すごすごと、一度待合室へ戻る。
なんか、ちょっと、ばつが悪い…。
まあ、ほどなく再度呼び入れられたわけですが。

レントゲンは、正面と右側面(手術してない方)。
「あれ? 術側じゃないんですか?」と尋ねると、「ええ、右で指示が来てます」という答え。
ふーん。
この辺を、「ふーん」で済ますあたり、私って呑気だわよね。

レントゲンのフィルムを持って外科へ。
血液検査の結果が出るまで、あと30分くらいあるので、フィルムを提出した後、スタコラと病院から脱出。
オープンカフェでお茶。

この季節、天気が良い日は、ホント、気持ち良い!
でも、南の方から梅雨入りしてきてるし、こんな爽快な日々もあと少しだな。

病院へ戻り、待合室で待機。
隣に座ってるおばあちゃんが声をかけてきた。

「あの、ここは内科じゃないんですか?」
「いえ、外科ですけど…。内科は2階ですよ」
「でも、前、ここが内科でしたよね?」
「えーと、それはよく分からないんだけど…」

おばあちゃんの手元を見ると、再診の受付票と内科の番号札を持っている。
ということは、一度、内科で受付を済ませてるということだよね?

「この番号札、どこで貰いました?」
「ここで」
「ここの受付で?」
「はい」

いやー、違うと思うな。
たぶん、2階の内科で受付を済ませたあと、院内を移動したんだと推測される。
レントゲンとか採血とかで、1階に降りて来たのかも知れない。
それで、たぶん、迷っちゃったんじゃないの?

困った。
私は、言葉が上手く通じない存在が苦手なんだ。
お年寄りや子供。

気持ちはあるんだ。
待てども待てども自分の順番が来ず、聞けばここは内科じゃないと言われ、途方に暮れてるお年寄りを手助けして、2階の内科まで連れて行ってあげたい気持ちは、ちゃんとある。
自分が今、ここで、診察待ちじゃなかったら、やってる。

呼ばれることのない順番を待ち続けたおばあちゃんの姿は、無性に切ない。

結局、私の口から出たのは、「もう一度、受付で聞いてみたらどうですか?」という、突き放した言葉。
「そうですね」と言って、おばあちゃんは受付に行った。
月ちゃん風に言えば、私は「しない善」の人なんだ。

受付の女性とおばあちゃんの会話が断片的に聞こえてくる。
「2階ですよ、内科は」
「でも、こちらで受付したんです」←たぶんそういうようなこと
「いえいえ、内科は2階ですよ。あちらのエレベーターで上がって、右側に…」
そんな会話が、何度か繰り返された。

納得したのかどうかわからないけど、おばあちゃんはエレベーターの方へ歩いて行った。
なんか、すごく、苦い思いがこみ上げた。

馬鹿だ。
あそこで、すんなり内科までおばあちゃんを連れて行って、内科の受付で事情を説明してあげてたら。
そうすれば、こんな苦い思いをせず、むしろ、「いいひと」の自分に酔うことが出来たのに。

今日、バスの中で聞いていたのは、さだまさしの『夢供養』。
バスセンターに着く寸前に流れていたのが『空蝉』。
私は、「もう汽車は来ません」と告げる駅員になりたくなかったんだ。

ここで、こんなこと書くことが懺悔のつもり?
自分が愛されない理由を、また一つ確認してしまった。

診察室に入ると、レントゲンフィルムが貼られていた。
「レントゲンで見る限り、怪しいものは写ってませんね」とドクター。
「血液検査の方も、白血球が3000。肝機能や血小板なども問題ないです」
「術後半年ということで、腫瘍マーカーも調べさせてもらいましたが、これも異常ないです」

腫瘍マーカーとは、簡単に言えば、「癌に反応するある種の成分の値」のことで、この数値が上がると癌が育っている可能性があるので、さらに詳しい検査を要する。
その値が異常なし、ということは、今現在、私の身体の中で癌は育っていないということ。

「半年ってことで、ちょっと触診させてもらっていいですか? まだ、私、見せてもらってないですよね?」
新しいドクターになってから、まだ、患部を見てもらっていない。
正直言うと、これまでカルテだけでしか病状についてのやりとりをしていないことについて、「どうなの?」と思わなくもなかった。
けど、その後ドクターが、「本当なら、はじめに見せてもらうべきだったんですけど。すみません」と言ってくれたことで、そういうわだかまりみたいなものは消えた。

自分の命がかかっている割に、私は少し鈍感なのかも知れない。
レントゲン撮影の時の「ふーん」もそうだし。
でも、それでいいような気がしてる。

癌に夢中になって「癌博士」みたいにはなりたくない。
もちろん、「ここは自分で決めるとこですよ」って時には、ちゃんと考えて、他人の言いなりになるつもりはないけど。
致命的な何かでない限り、ドクターのことは信頼していたいと思うし。
プロだもん。
私より詳しいんだもん。

で、上半身裸で診察台へ。
なんか久々だわ。
おっぱいの触診ですから、そりゃあもう、撫でたりさすったりわしづかみにされたり(笑)
女性のドクターで良かったと思いました。

入院してた時、研修医風の若い男性のドクターに触診されたことがあったけど、あれはやっぱ、ちょっとお互い気まずいものがある。
ドクターの方も、「すいませんね」って感じだし、こっちも恥ずかしいやら申し訳ないやら。
「先生、あとで彼女(居るかどうか知らないけど)のおっぱいでお口直ししてね」って感じ?(笑)
ドクターも好きで触ってるんじゃないもんなぁ、こんな年増のおっぱい…、ってうっせーよ!

でまあ、レントゲンも腫瘍マーカーも触診も、異常なしってことでメデタイ!

検査って、結果が出るまでドキドキするけど、良い結果を聞けたら、本当に安心する。
ちょっとした痛みとか違和感とかを感じる度に「転移?」って脳裏をよぎるし、どうしても神経質になってしまうんだもの。
特に今は、抗癌剤の副作用でいろいろ具合が悪かったりするからさ。

「白血球も3000あるし、体調の方はどうですか? 点滴出来そうですか?
「一週休めたので身体は元気です! 大丈夫!」
「そう。じゃ、今日10回目ですね。あと、グランはどうしましょう? 3000だとギリギリってところですけど」
「打っときます。その方が来週安心だし」
「そうですね。じゃ、今日も頑張りましょうね」

ドクターのパソコンから点滴や投薬の指示が出て、小さなプリンタで印刷されるんだけど、それが「ガガガガ」という音を立てて止まった。
用紙切れらしい。
「たくさん印刷するから、すぐなくなっちゃうんです」とドクター。
「乳腺の患者さん、多いですよね」と私。

「でも、なんだろ、それって乳癌に関心を持って、自分から検査に来ようという人が増えたということでもあるんじゃないかな?」という私に、ドクターも「そうですね。最近、何かと取り上げられることも多いですし」と。

「ドラマもあったし、この間のフラワーフェスティバルでもピンクリボンのキャンペーンやってたんですよね」
「ああ、行かれました?」
「いえいえ。今はあの人混みはちょっと怖いですよ(笑)」
「そうですね(苦笑)来年はぜひ行ってみてください」

ピンクリボンとは、乳癌の早期発見、早期治療を訴える活動のシンボルマーク。
今年のフラワーフェスティバルには、マンモグラフィを搭載したレントゲン車も平和公園に登場した。
ボランティアの人たちによる、乳癌撲滅の啓蒙活動が行われていたのだ。

前に書いたように、私は、自分が癌博士になるつもりもないし、「癌は早期発見だよ!」と訴える伝道師になるつもりもない。
自分が癌であるというだけで、訳知り顔に語るつもりもない。
私の病気を理解して! って押し付けるつもりもない。
ここには病気のことを書くけど、それは読みたい人が読んでくれればいい。
だから、リアルの会話では、「今、こういう治療をしてるから、身体辛くって」くらいの話はしても、癌を「語る」ことはしてないと思う。
今、一番夢中になっているものが『癌』、というのは嫌なんだ。

でも、これを読んでいる人には、頭の片隅にでも『癌』という病気への関心を持っておいて欲しいと思う。
せっかく身近に癌患者がいるんだから、これはちょっとしたチャンスだよ。
逆に、「癌患者の話」を聞きたいと思う時は、私に訊ねてもらって全然構わない。
「癌の話、聞いてもいいの? どうなの?」という遠慮は無用だ。
まあ、多少、相手は選ぶけれども(笑)

なんか、今日は話があっちこっち飛ぶなあ(^^;

えーと、そんなわけで次は点滴。
向かいのベッドでは、珍しく(点滴室の)ドクターがルート取りをしている。
ルート取りは、いつもはだいたい看護師さんがやる仕事で、ドクターは薬の針の付け替えしかしないんだけども。
どうやら、はじめにチャレンジした看護師さんがギブアップで、ドクターにバトンタッチしたらしい。
抗癌剤治療を受けている患者はみんな、もう、回を重ねるごとに、血管ぼろぼろでルート取りには本当に苦労している。
今日は足に刺してる人もいた。
イテテテ…。

「あ、ダメだ。ごめん、一回抜いていい? なんか、血管突き抜けちゃった」
ひぇぇぇぇぇ~。
今、点滴室中に戦慄が走りましたよ、ドクター(笑)

それでも、たいがいの患者は「いいです、いいです。何回でもどうぞ(にっこり)」と寛容だ。
そしてみんな、なんだか明るい。
明るく淡々と点滴を受けてる。
中には転移や再発の治療の人だっているだろう。
なのに、「もう針刺せる血管残ってないよ~」なんて言って笑ってる。
「今日も、3時間かかるの? もう全開で(薬)落としてよ。大丈夫大丈夫」なんて逞しいことを言う。

たぶん、こっちの世界を知らない人たちが想像するよりずっと、癌患者は元気で図太い。
もちろん、その裏にはたくさんの迷いや涙や絶望があったはずだけどね。

さて、私の方は、いつもの肝っ玉母さんのおかげで一発OK!
ただ、前に使ったことのある血管だったみたいで細くなっちゃってるのか、少々薬の落ちが悪い。
それと、久々におしっこじゃぶじゃぶで、点滴中に2回もトイレに行ってしまった。
点滴の後は、痛い痛いグランの注射。
看護士さんが言うには、「でも、これが出来て本当に助かってますよ。この注射でテキメン白血球上がりますもん」。

そう、癌治療における副作用は、この数年で格段に楽になっているらしい。
新しい効果的な薬がどんどん開発されている。
その辺は、ある意味、『癌』という花形医療の恩恵だと思う。

私が転移・再発する頃には、もっとよく効く、もっと副作用の少ない、頼りになる薬が開発されているかも知れないね。
現場に立ってみて、それが夢物語じゃないと思えるようになった。
私が今投与しているタキソールだって、何年か前は使えなかったんだもん。

なんか、文章があっちこっちと飛びまくって、やたらと長くなってしまったけど、実際の時間経過は極めて順調に流れ、前検査の項目が多い上に点滴の落ちが悪いという状況にも関わらず、4時間足らずで終了。
お支払いの方は、レントゲン代などプラスで高めの32,650円也。

タキソールも残り2回。
あとちょっとだ、頑張れ自分!
ただし、その後、放射線25回。
まだ先は長いね。
やれやれ。

束の間の 

抗癌剤投与が一週お休みだったおかげで、この2~3日身体がラク~。
全身ぱんぱんの浮腫み感が解消。
指先のしびれも軽減。
頭の重さもなくなって、モノを考えられる。
自分のご飯を自分で作る気になってきた。

と喜んでたら、明日は2週間ぶりの病院だす。
体調回復も、ちょっと間だったね。

タキソール、あと3回。
頑張るじょ!

母の日イヴ 

この間の、私の誕生日には、家族から何も、「おめでとう」の一言も、ましてケーキもなかったわけで。
いかに壊れた家庭かということがわかるねぇ。
癌闘病中の家族の誕生日って、祝うでしょうよ、普通!

それでも、母の日にはケーキを買ってあげる心優しい娘なのだった。

20050507_cake.jpg

たこ焼きパーティー 

美味しく出来ました♪

20050502_takoyaki.jpg

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。