見たね~。
- 乳癌
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朝、シャワーを浴びていると、いきなり浴室のドアが開いて、ママンが電話の子機を差し出した。
「うげっ!」
見られた!
全裸の上、つるっぱげの全身を!
ま、いいけど。(←いいんだ)
親だし。(←そりゃそうだ)
「病院から電話」
何ごとかと思ったら、放射線の機械が故障して、まだ復旧の見通しが立たないとのこと。
病院からの連絡があるまで待機することに。
「あっさり、今日はなしにして明日ってことには?」
と聞くと、
「治療的には、今日受けてもらったほうがいいです」
あー、そうかー。
ちょっとサボり心が出てしまったけど、ダメなのね。
結局、シャワー済ませてすぐ電話があり、「12時以降いつでもどうぞ」ってことになった。
いつ電話がかかるかと、一日待つのはだいぎ~と思ってたので、意外と早くて良かった。
そろそろ、毎日病院行くのが面倒になって来たわ。
そんな億劫な病院通いに、ちょっとした癒しを与えてくれるものが、「そごう」の9階にあるペットショップ。
バスを待つ間の時間つぶしに覗いている。
犬、猫、ウサギ、ハムスター。
こいつらが、揃いも揃って愛らしいのよ。
飼ってみたいと思うんだけど、私には動物の毛のアレルギーがありまして、まあ、無理でしょうなぁ。
それに、犬なら10年以上生きるわけで、そこまで責任もって飼えるという自信がないしね。
「10年先」は、私には、かなりの確率で「ないかも知れない」んだもん。
癌を克服して子供を産んでる人もいるけど、私にはその決断は出来ないだろうと思う。
発症した時には既に全身癌だと言われる乳癌。
初発の治療を終えても、全身に散らばった癌細胞が、いつ再発・転移するかも知れない不安の中で、
「幼い子供を残して逝く」
あえて、そんな状況を自身で作り出すことには踏み出せない。
いずれにせよ、もう、生理も戻らないかも知れない私には、産むも産まないも選択の余地はないのだけど。
ともかく、ガラスの向こうにいる動くぬいぐるみ達を、へばりついて眺める毎日なのであります。
- [2005/06/29 00:12]
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